CAPSグループについて・所属している部署について教えてください。
(Tさん)CAPSグループは、3年間で300人から1000人規模に成長した医療ベンチャーであり、首都圏を中心に35以上の小児科クリニックを展開しています。その中でも、私たちが所属するCOO室は、COO(最高執行責任者)直下の部門であり、全社横断的な業務改善に携わっています。
メンバー構成は、医師・看護師資格保有者、ユニコーン企業出身のエンジニア、コンサルタント出身者、そして私とOさんのような新卒3年目の社員など、様々な背景・スキルを有する人々です。部署の役割としては、運営するクリニックを中心に、各部署が抱える課題の解決策を立案・推進することです。
お二人が現在取り組まれているお仕事について教えてください。
(Tさん)現在私たちが取り組んでいるのは、診療報酬の請求漏れを解消するためのプロジェクトです。
医療機関における診療報酬は、クラーク(医療事務)が作成するレセプトと呼ばれる明細書をもとに、各保険機関に請求されます。レセプトに入力する診療項目は膨大な数にのぼり、非常に細かなルールが定められています。そのため、入力漏れが頻繁に起こっていることは医療業界全体で認識されています。
(Oさん)診療項目は膨大な数にのぼるため、請求漏れを一気に解決することは困難です。そこで、請求漏れが発生しやすく、請求金額を掛け合わせるとインパクトの大きいものに限定し、迅速に解決策を立案することを目指しました。
当社のサーバー上に保存されていたレセプト履歴を調査した結果、浮かび上がってきたのは「院内トリアージ実施料」と呼ばれる診療項目でした。
これは、患者が深夜や休日に医療機関を受診した際、看護師が病状を確認することに対して支払われる診療報酬のことです。しかし、「初診時に限る」といったルールがあり、電子カルテや電子レセプトといったシステムを導入している当社のクリニックでも、多くの請求漏れが発生していました。
(Tさん)入力はあくまで人間が行うものであり、ヒューマンエラーを完全に防ぐことはできません。そこで私たちは、多忙な現場のクラークたちにできる限り負担をかけずに「院内トリアージ実施料」の請求漏れを防ぐプログラムの開発を、社内エンジニアに協力を仰ぎ、プロジェクトを進めることにしました。
(Oさん)文章にすると、それほど複雑なプロジェクトには感じられないかもしれません。しかし実際には、データの構造化、エンジニアとの診療報酬やデータに関する認識のすり合わせ、プログラムを作動させた際の正解率の確認など、何度も壁に当たりながら進めていきました。
大変ではありましたが、このような挑戦的な仕事に携われることに大きなやりがいを感じています。

CAPSで働く魅力を教えてください。
(Oさん)私たち入社3年目の社員が、裁量を持って働いていることからもお分かりいただけるように、CAPSグループは年次に関わらず若手にチャンスを与え、活躍できる企業です。上司の指示通りに働くのではなく、自分自身で考え、行動しながら業務に取り組み、提案したことは上司や先輩がブラッシュアップしてくれる環境がCAPSにはあります。若手でありながら裁量を持って主体的に仕事を進めることができ、必要な時はサポートをいただけるこの環境だからこそ、若手は加速度的に成長できると感じています。
(Tさん)また、医師でも看護師でもない自分が、業務効率化という形で医療従事者を支援できることに、非常に大きな魅力を感じています。医療の専門家ではないからこそ、先入観なく物事を見ることができ、違和感を察知できる部分があるため、新たな視点で多くの患者さまの健康や幸せに貢献できると感じています。